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この映画の根底に流れている部分前作と変わりがなく、一貫しているように思える。敷かし、特に前作と関連させないで観ても、映像的には迫力もあるし、いわゆる中学生の殺しあいという事だけにこだわらず、青春バイオレンス映画としては引き込まれるものがあった。でも、とにかく「深作監督、やってくれちったぁ!」と、私は単純に爽快感を感じた。長いものに巻かれちゃってる我が国。反米と読みとれる脚本の中に自分のことは自分で決める、逃げないで闘わなければ幸せはこないんだよ、というメッセージが見えた気がする。実際には全作より殺戮シーンは多いし、これを観て子供達の精神が何タラかんたらという低レベルの政治家先生じみた意見が多く出るんだろうけど、これを観て人殺しを正当化してしまう程度のガキは、単にノータリンなだけ。欣二監督のメッセージと思われるコトバがちりばめられてるじゃない。「闘わずに勝ち得た平和はない」し、「真剣に生きることは、死ぬことの何百倍も難しい」のだ。「真剣に考えるヤツほど喧嘩をするんだ、だから喧嘩は悪い事じゃない。」私の中学時代の担任はそう言っていた。闘うべき時は闘えばいいんだ。当たり前のことだけど、私はもう一度自分のなかで確認した。私は闘えてないなって、反省しながら。またDVD買っちゃうだろうな。それ以前に劇場に何度も行くかもしれない。
【蜂須賀】さん 8点(2003-07-14 23:28:08)
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