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テンポも良く、さわやかな後味の傑作。一体どこが蛇足なの?それにしても、何で大林氏はこのテンポのよい手法(カット割り)をもっと多用しないのかと思っていたら、続く「女ざかり」では速度がつき過ぎてしまい、もはや狂っているとしか思えないカット割りが作品を文字通りずたずたにし(個人的には好きですけどね)、逆に「ふたり」の中のトホホマラソンシーンはあまりにぼやっとし過ぎ、ゆえに「デンデケ」は、彼にとって計るのが難しいスピード(テンポ)バランスがとれた奇跡の一作と言えますです!特にちっくんと白井清一の音楽室での出会いのシーンと、一徳さんの死ぬ気で踊った結婚式のシーンは、日本映画史に残る名シーン。間違いない!
【ハッチ】さん 9点(2003-08-02 23:10:34)
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