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《ネタバレ》 マイナスカラーのゴジラ1.0を鑑賞しました。白黒であるが故の雰囲気で映画に没入する感じが大変良かったです。あとで他の方のレビューを見て、G細胞なるものがあり、その細胞に感染したがために最後、死んだと思われた典子が生きていたことになっていたので、そこまでは気づかなかったと、もう一回見てみたいと思わされました。次はカラー版の方を見て、典子が感染したと暗示させている痣を見たいと思います。シンゴジラの時は最後の最後でエイリアンみたいな小さいやつがたくさんできていて、これが次の世界を暗示させる内容になっていました。こちらのゴジラでも、ゴジラが復活するかのような描写がありました。■この映画で最も気に入っている部分は、ゴジラが火を噴いて、遠くの街が吹っ飛び、その爆風が迫ってきて、典子が主人公の敷島を突き飛ばして自分が犠牲になりながらも、助けるシーン。大変感動いたしました。ドキドキ感没入感が最高です。次は、未見のカラーバージョンを見て、白黒バージョンとの感じ方の違いを比べたいと思います。シンゴジラで火を噴きまくって東京を火の海にしたシーンに勝るとも劣らないすごいCGでした。爆風が迫ってくるというシーンが、実にリアルです。原爆爆発で爆風になぎ倒されるシーンをこんなにリアルに表現しているってすごいと思います。原爆を彷彿させるキノコ雲が、白黒映画の効果もあり、大変に心にせまってくるものがありました。■ゴジラを退治するという作戦は、①一番最初の白黒ゴジラ、②シンゴジラの「荒唐無稽」なやつに比べ、非常に「現実味」のある作戦で、一番まともであるがゆえにリアリティを感じました。プラスして、主人公敷島を演じているのが、あの神木隆之介!三月のライオンでもすんばらしい演技でしたが、今回も最高でした。神木はホント好きな俳優。俳優陣、良かったですね。安藤サクラの最初嫌な人かと思わせといて、人情のあるところを見せる展開が良かったし、明子役をしていた女の子の演技?が非常に心に残りました。戦後復興の様子の人間模様、敷島の心の傷などなど見るべきところが多く、外国で大変に高評価得ているのが納得です。ちなみに、シンゴジラの方は外国での評価は日本でのそれとは違い低かったようです。それだけに外国での大変な高評価が嬉しい事でした。なお、ゴジラ対コングというのもあるようですが、ゴジラ-1.0と比べてどうなんですかね。これもまた見比べてみたい楽しみではありますね。
【なかがわ】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-01-26 07:07:59)
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