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《ネタバレ》 むむむ、好きな要素と嫌いな要素がいくつもある映画です。嫌いな要素【第三位】個々のキャラクターの取る行動やリアリティが必要な部分の設定が変。無断欠勤の対応や勝手に人の部屋に入って「あらいたの?」など・・【第二位】フィクション部分の基本設定が変。あの世に許容量があるのはいいとしましょう、でも何故人を消す必要が?あと霊がネットで広がるって、霊ってもっと自由に行動できるんじゃないんですかね?乗り物(ネット)に乗って移動しなきゃいけないのかな?それにそんなに”こっち”に来たがってたのならラストの廃虚と化した東京に霊が大手を振って(って変ですが)いてもよかったような。ひっそりと存在できるなら何も人を消していかなくたって良かったんでは?【第一位】フィクションを構成する上で重要な役者のセリフ(言わば監督に代わり基本設定や理念を説明してるわけですよね)が幼稚なものが多かったこと。・・では好きな要素【第三位】嫌いな~でも触れている部分で矛盾を含みますけど、自殺する人と消える人がいる事。ひょっとしたら霊は選ばせるのかも知れない・・自殺して霊側になるか、消滅=未来永劫孤独で何も変わらない空間に追いやられるか・・(それを示唆する演出はありませんが(笑))でもそう考えたりすると結構面白かったりしました。【第二位】終末感。無人の東京。大風呂敷だなとも思ったけど、雰囲気はあって、しかもそれが物理的な侵略でない点。【第一位】恐怖描写。得に序盤。日常会話しながらの首吊り。女の霊の映像のコマ落とししたようなグニャとした動き。飛び下り。**結果として『あーツボも突いて来るのになんだかおしい・・』そんな気持ちになりました。
【ウメキチ】さん 5点(2005-03-25 17:45:29)
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