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《ネタバレ》 泣くことは無いとしても、私としては珍しく感動出来る作品に出会えた。一番の要因は、月並みだが長澤まさみが素晴らしかったことに尽きる。本作で初めて彼女を見たのだが、他のアイドル出身とは全くレベルが違う、自然だが既に風格を漂わせる演技に驚かされた。次回作が「タッチ」というのは余りにも単純過ぎるというか、アニメの実写は失敗が当たり前なので危険な賭と思うが。大沢たかおの少年時代の子も良くこのような似た役者を見つけたものだと関心した。ただ、内容は「絶対に叩かれるだろうなぁ」という演出が目立つのも事実。現実の世界、特に柴咲コウが多少だがピエロに見える。映画なのだから1つは偶然があっても良いが、それが2,3重なると普通押しつけに感じるものである。今回の場合、お互い知らずに遠く離れた東京で恋人になるという設定に無理があるし、お互い過去を話さなかったのも不自然極まりない。しかも、やはりというか足の怪我までリンクさせてしまい、如何にも映画のために創られたストーリーと感じてしまう。本来なら7点ぐらいかと思ったが、最後の歌でやっぱりやられたので8点。
【まさサイトー】さん 8点(2005-02-07 02:05:39)
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