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恐くてドロドロしているという友人の評価だったが、ユダヤ人とバレるのを恐れて無言のまま姿をくらましつづけるシュピルマンの姿こそが恐怖感、虚無感を生んでいたと思う。廃墟でドイツ兵に見つかった時、なぜそこにピアノがあるのか、それもまた運命。憔悴しきった姿、やつれた指でピアノを弾く姿は助かりたいとすがる思いより、ここで死ねたら本望だと思ったかもしれない。それだけ感情の詰まった演奏であった。ここが一番の見せ場でしょう。
【ブッチ・ハーモン】さん 7点(2003-10-15 01:53:42)
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