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《ネタバレ》 はじめにお断りいたします。この映画が大好きな方々、本当にごめんなさい。私はこの作品、受け付けませんでした。どこがダメだったかを語らせてください。耳障りならとばしてくださいね。一番ダメだったところは、ロシア戦線から命からがら帰還した兵に対して、お礼の一言も言わなかったソフィア・ローレン。彼女には怒り爆発です。彼だって早く家族の元に帰りたいだろうし、心底疲れ切っているだろうし、友人を見捨ててきてしまった負い目もあるだろう。それなのに誠意をもって話してくれた、あの帰還兵に対してなんのいたわりもない。哀しいのは自分だけなのか?陽光降り注ぐイタリアから白銀の世界であるロシアに送られた兵士たちのストレスは並大抵のものではなかったはずなのに。それすら想像できないあの女には、まったく感情移入できませんでした。一方のロシア人女性、彼女はすばらしい。夫に対する不安で押しつぶされそうになっているはずなのに、彼の行動には何もいわない。そちらの美しさのほうが際だって、彼の結婚生活から目を背けたい女が電車に飛び乗るシーンでも、冷めた視線しか投げることができませんでした。ただ、彼女が元恋人(夫?)を探し出したことで、彼の母親は本当に嬉しかったと思います。誰とひっついていようが息子は息子。愛する孫までできていた。そういうところで、少し安心できた部分はあります。でもやっぱり女の身勝手さが受け入れられない。腹が立つ。そこに、ヘンリー・マンシーニの哀愁のある音楽。彼の音楽は素晴らしいのですが、逆にうっとうしかったんです。というわけで、この作品はあまり好きではありませんでした。本当にごめんなさい。ペコリm(_ _)m
【元みかん】さん 3点(2003-12-20 10:54:30)(良:8票)
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