| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 メラニーのお父さんが“南部連合”で南北戦争の再現イベントをしているところが楽しかった。南部の男たちは先祖の作戦のお粗末さを知ったうえで、特に美化することなく当時の戦況を忠実に再現しているという。大砲が真上に飛んで自分たちのところに落ちてきたって……そんなことを愛情たっぷりに話す南部の男というのは、理解するまでが難しいけれど、理解できると、とても愛らしい存在なんだと思う。7年も故郷や旦那を放っておくってのはヤリスギだけれど、元旦那に戻る彼女の気持ちはわからなくもない。結局、成功したから元旦那に戻ったのねという意見もチラホラありますが、彼女にとってはやる気のない(と思っていた)旦那が何かに一生懸命取り組んでいるという事実が大事だったんだと思う。私も現在は東京なんぞに住んでいますが、出てはじめてわかる故郷のすばらしさ。四国出身なんですが、老後は四国に帰りたいって思いますもの。ニューヨーク市長の息子がティファニー本店を借り切ってプロポーズしますね。メラニーのウソを知った上で彼女と結婚したいといいますよね。なんていいヤツなんだ~。あのまま怒ってニューヨークに帰ってくれていればラクだったのに。あのナイスガイが不憫でならない。それはともかく、ティファニーといい、旦那を隠していることといい、自分勝手な女が主人公であることといい、『ティファニーで朝食を』とかなりダブリます。でも、主人公の気持ちがわかりやすいという点でこっちの話のほうが好きです。ただ、銀行爆破事件に関しては、不可抗力ではなく積極的にやっていて欲しかった。そのほうが強烈でしょ?
【元みかん】さん 6点(2003-10-27 01:58:15)
元みかん さんの 最近のクチコミ・感想
|