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愛だの恋なんてーものはろくでもない現実があってこそ素晴らしいと思えるのではないか。究極の愛には究極の不幸があるからこそ究極になりえるのではないか。そうだ、世の中ステーキや寿司しかなかったら・・・ステーキも寿司も美味しいとは思わないだろう、たくあんとか梅干みたいなやつがいるからこそ寿司もステーキも美味しいと感じるのだ。そしてこの映画はまさしくステーキのみの映画に仕上がっている。つまり、愛だの恋が素晴らしいとはこの映画を通して見ても決して言えないはずなのである。が・・・率直な感想で言えば見終わった後に「恋も良いかも」と思ってしまう。そりゃそうだ、映画の中は最高級フランス料理かもしれないが俺の現実はうまい棒なんだから・・・。
【taron】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-13 21:11:41)(笑:1票)
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