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《ネタバレ》 実はジブリ作品を映画館で見るのはコレが初めてなアタシ、実在の人物をモデルにした「最もジブリらしくない」作品っていう触れ込みだったんでどうかなーと思ってたんだけど…最近のジブリ映画は最初に大風呂敷広げすぎちゃって後半迷走ってパターンが多かった割に、このお話はよくまとまってて終わり方もイイ感じだったわ。 堀辰雄の『風立ちぬ』は未読なんでわかんないけど、このお話は基本的には零戦開発者である堀越二郎の半生を追ったドキュメンタリーで、恋愛関係のみ小説『風立ちぬ』だと理解すればいいのかしら?? …ただただ美しい飛行機が作りたかっただけなのに結局それが戦争に利用されてしまうっていうやるせなさと、最愛の菜穂子を結核で亡くしてしまう絶望感、それでも彼女の言葉に従って「生きねば」という結論に達する姿勢…そのあたりがとってもよく伝わってきてアタシはウルッとしちゃったわ。 でも…零戦とか旭日旗とかが出てくるから韓国とか中国の人が過剰反応しそうで心配ね。 戦争を美化するのが目的の映画ではないってことをちゃんとわかってくれるといいんだけど…。 あと!荒井由実の大昔の歌「ひこうき雲」が、この映画のために作られたんじゃないかってくらいの奇跡的なハマリ具合でビックリ!! ほんとエンディングまでキレイにまとめたわねー。
【梅桃】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-07-20 21:28:19)(良:1票)
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