ウエスト・サイド物語(1961) の goro さんのクチコミ・感想

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ウエスト・サイド物語(1961) の goro さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》  一言でいえば、「くっさい」映画(「くっさい」は関西弁で、「臭い」の強調形)。公開当時の日本の若者は、これに胸躍らせたのかもしれないが、今観ると、くさいだけ。これぞサブカルチャーとばかりに、WASP(白人・アングロサクソン・プロテスタント)以外の移民の子弟たちが登場するのだけれど、ここでは中流以上のこぎれいな若者たちにしかみえない。しょせん、ニューヨーク版ロミオとジュリエットがやりたかっただけ。音楽のレナード・バーンスタインは、これで一世を風靡したわけだが、家族と自分のより良い生活のために、商業主義とわりきって仕事したのは見え見えで、これをいつまでも代表作扱いされては、バーンスタインもさぞかし不本意だったろう。ついでながら、黒澤明の『用心棒』や『椿三十郎』の、あの軽薄な佐藤勝の音楽は、これが元ネタだったんだ、とわかりました。
goroさん [DVD(字幕)] 4点(2010-10-30 12:19:30)(笑:1票)
goro さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-11-26凶悪7レビュー6.52点
2014-09-26HK/変態仮面9レビュー6.23点
2014-06-25共喰い6レビュー5.87点
2014-05-16東京家族3レビュー6.34点
2014-05-02桐島、部活やめるってよ7レビュー7.18点
2014-05-01許されざる者(2013)6レビュー5.48点
2014-04-25真夏の方程式3レビュー5.59点
2014-03-21富士山頂(1970)8レビュー7.00点
2013-11-20さよならドビュッシー3レビュー4.50点
2013-11-20悪の教典2レビュー5.53点
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