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《ネタバレ》 ロシア産のパニック映画とはどういうものか、というその1点だけの興味で見ました。
なかなか緊迫感があっていい感じ。高度1万メートルであんなアクロバティックなことが可能なのか、という根本的な疑問は残りますが、最後まで相応にドキドキさせてくれます。そしてパイロットの奥さんの「何かあったの?」というトボけたオチも新鮮でした。ハリウッド映画だと言われても遜色はないでしょう。 しかしそうであるがゆえに、少々不満が残ります。もう少しロシアらしさを見たかった。乗客の中に西側国家のスパイがいて毒殺されるとか、災害そのものを隠蔽しようとした当局に対し、乗客の記者が真実を伝えようとして銃殺されるとか、なぜか大統領が単身戦闘機に乗って救出に来るとか。 もっとも、乗客全員が助かったわけではなく、しかもその点についてほとんど言及されないあたりが、ロシアらしいといえばロシアらしいかな。 【眉山】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-09-23 03:10:54)
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