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無知と言われればそれまでですが、そもそもなぜスコットランドからはるばるニュージーランドへ嫁がされたのかがよくわからず。本人が望んだものではないことは、嫁ぎ先のダンナにけっして心も体も開かないことから明らかです。一方のダンナにとっても条件のいい嫁ではないはず。半ば強制的に押し付けられたような感じで、しかもさんざんひどい目に遭わされながら離縁・送還することもできない様子。いったいどんな力が働いているのか。家か、国家か、宗教か、それとも何らかの契約関係か。19世紀ヨーロッパの諸事情など知らないので、結局終始このあたりでモヤモヤしてしまいました。
で、ハーヴェイ・カイテルは芸術などカケラも解しそうにないエロおやじなのに、いつの間にか惹かれていくヒロインの心境も今ひとつよくわからない。女性の性の解放ということかもしれませんが、今日なら立場を利用したセクハラ案件でしかありません。まあ愛と犯罪は紙一重ということで。 もう一つ面倒くさいことを言うと、さんざん潮に晒された簡易ピアノが、あれほどきれいな音を出すはずはなく。あの有名なテーマ曲を、嗄れて音程がズレまくった音で聴いてみたかったかなという気も少々します。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-04 02:09:33)
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