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レビュー情報
50年代製作のこういう手造り感満点のSFホラー空想映画、楽しくてやたら好き。ぬちゃくちゃネラネラと人間からハエヘの「変態」を、リアルな映像でグロテスクに見せられるよりよっぽど。どの登場人物もドエライ事が起こっているにも関わらず、わりかしおっとりと優雅な物腰で終始行動しているのは、この時代ならではというべきか。複眼に映る奥さんの悲鳴顔のショットには思わず度肝を抜かれてしまった・・・(←弱い)科学の発達の早さについて行けないと嘆く奥さんに、自分はひたすら感情移入。身体半分蠅に変身してしまったダンナには、同情すべき点は多々あるけれど、科学者ゆえの悲しい性といおうか、神の領域に踏み込んでしまった者の宿命というべきか、まあ単なる自業自得ともいえる。トータル的にはひたすら哀しい鳴き声を上げ続けていた、原子ネコたんが一番可哀相だったなあ・・・。
【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-21 15:24:36)(良:1票)
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