ひめゆりの塔(1953) の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ヒ行
 > ひめゆりの塔(1953)
 > 放浪紳士チャーリーさんのレビュー
ひめゆりの塔(1953) の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
実際観たのは随分前ですが、なかなかレビューする気持ちになれなかった作品のひとつ。私のひとつの採点基準として、8点以上は「何度も繰り返して観たくなる映画」というのがあるんですが、この映画は再見が辛いという理由から、どうしてもその基準からは外れてしまう。それでもこれは「絶対一度は観るべき映画」。自分、沖縄の「ひめゆりの塔」には一度だけ行った事があります。観光ではなく仕事だった為、それほど時間は取れなかったんですが、沖縄戦でからくも一命を取り留めた方々がボランティア?で当時の悲惨な出来事を、観光客相手に語り継ごうとされている姿が印象的でした。「SPEED」がブレイクし始めの頃で、犠牲になった方々のお名前の苗字に「上原」「新垣」「今井」という名前が非常に多いのを確認し、ああ、あの幼い(←当時)少女たちも沖縄の重い歴史を背負って生まれてきたんだなあっていう、ある種の感慨を持った覚えが。会社と衝突してまでこの作品への出演を熱望したという、生徒たちを最後まで守り抜く宮城先生=津島恵子をはじめとする、役者さんたちの気迫に押されっぱなし。ラスト近くの、防空壕内での息詰まる描写には声も出ません。何度も見たくなる映画の典型、同監督「青い山脈」とは対極に位置する映画だけれど自分には忘れられない映画。この作品を語る上での言葉が足りず、ホントもどかしい。
放浪紳士チャーリーさん [地上波(邦画)] 7点(2008-04-27 10:31:46)
放浪紳士チャーリー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-01-11ベティ・ブルー/愛と激情の日々9レビュー7.28点
2024-01-10オール・アバウト・マイ・マザー8レビュー6.02点
2024-01-09マックィーンの絶対の危機(ピンチ)6レビュー5.47点
2024-01-08老人と海(1958)6レビュー5.94点
2024-01-07ティーン・ウルフ5レビュー6.58点
2024-01-06サンダーボルト(1974)7レビュー6.51点
2024-01-06妻(1953)7レビュー7.20点
2024-01-04不死身の保安官8レビュー7.57点
2023-08-28無頼の谷6レビュー6.66点
2023-08-27ミッドナイトクロス6レビュー6.73点
ひめゆりの塔(1953)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS