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《ネタバレ》 バンツマ主演のオリジナル版などは未見。実在した棋士、阪田三吉を勝新太郎が演じ、妻には中村玉緒がキャスティングされている。破天荒な夫と、それを支える妻。実際の二人を連想しなくもないが、玉緒さんに言わせれば全然違うらしい。ストーリーはアマチュアの大会でプロの関根七段と手合わせし、千日手で敗れた三吉が打倒関根で「ほんまの将棋指し」の道に進んでいくというもの。経済的に苦しい生活、三吉の目の病、小春の死など、苦難の連続で見応えがあるが、将棋が強くなっていく様子は分かりにくい。これがスポーツものならきついトレーニングの日々をBGMとともに見せたりするのだろうが、将棋ではそういったことは難しいのかもしれない。いつの間にか関根八段に追いついていた…って感じだから、そこは残念といえば残念。脇役では藤田まことが上手いのは知っていたけど、この映画での新たな発見といえば音無美紀子。父の将棋に対する姿勢を責める場面など、とても良かった。
【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-17 19:33:43)
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