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「スオミの話をしよう」の話をしようってわけで、この映画はミステリー要素もあるけど、やはり核はコメディだろう。と考えたとき、エンケンさんのパート以外、圧倒的に笑いが足りてない。「静」で笑いを取るのはハードルが高く、逆に瀬戸康史がセスナから〇〇のように「動」ではそこが容易になる感じがあったから、もっと俳優たちを動かしても良かったのかもね。その他では長澤まさみを堪能する、というシンプルな映画になっているが、この部分でも一つだけやらないでほしい演出があったんだよなー。最後の方だけど、元夫たちを前にそれぞれのスオミを演じ分けるみたいな… スオミをあそこまで痛い人にする必要は無かったはずだ。オリジナル企画が通りにくくなってる現代邦画界において三谷映画は貴重な存在なのだから次こそ奮起を期待したい。鎌倉殿を作れる人なんだからねー。監督は信頼できる人に任せて、脚本に集中するというのも一つの手だろうとは思う。
【リーム555】さん [映画館(邦画)] 4点(2024-09-16 22:30:25)(良:1票)
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