| 作品情報
レビュー情報
<原作未読>猿だのカエルだの言われていた才蔵が強くなっていく過程は面白かった。修行の内容は今の感覚では…、いや当時の感覚でも頭おかしいレベルだけど、柄本明が凄すぎて少年漫画のそれかって妙に納得しちゃった。演じたアイドルの子はアクション頑張ってたから演技については言うまい。一方、主演の大泉洋は三船敏郎を意識して蓮田兵衛を演じたという。監督の頭の中にも恐らく「用心棒」はあったと思う。そんなマカロニウエスタンな作風も嫌いじゃないし、お金がかかってるのも十分伝わってきて贅沢な映像なのは確か。そのうえで、少々残念に感じたのは一揆が力技すぎた点かな。一揆はそんなものと言ってしまえばそれまでだが、最後の方はさすがにちょっと飽きた。選挙がない時代、民はこうするしかなかったんだなーとか、まだ応仁の乱以前ということで、太平の世は遠いな~とか、いろいろ思うところはあった。
【リーム555】さん [映画館(邦画)] 6点(2025-01-20 21:06:57)
リーム555 さんの 最近のクチコミ・感想
|