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《ネタバレ》 宿場で子連れの女性と相部屋になった市。ところがその女性が病気で死んでしまい、残された子・良太を父・庄吉のもとに送り届ける羽目に…というストーリー。似たようなところで「血笑旅」が思い起こされるが、そちらは赤ちゃんで、こちらは5歳だったか6歳だったか、それくらいの子供。良太は市に飴玉だと言って石ころを差し出すなど、やんちゃな面もありつつ、市を頼りにし、甘える姿は可愛らしい。大変なことになっていた庄吉を救い出し、ようやく父子で幸せになれると思った矢先、赤塚多十郎が現れ、庄吉を斬るから引き渡せってなことで、やはり二人は戦わざるを得なくなる。一番の見せ場だけあって、実力伯仲の素晴らしい戦いになるが、そこに多十郎の部下?が現れ庄吉の命を狙う。その時、市の取った行動により多十郎は負けた。自分が多十郎と同じ立場でも、やはり市を斬る事はできなかっただろう。市と良太はもともと相部屋になっただけの関係だが、いつの間にか本当の親子のような絆で結ばれていた。そこまでして守ろうとする思いには引かざるを得ない。こういう決着もあるんだなと…。近衛十四郎の映画は全然見たことないから、イマイチありがたみが分からないんだけど、松方弘樹が親父さんにそっくりなのはよく分かった。
【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-04 10:00:12)
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