アラモ(2004) の 六本木ソルジャー さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ア行
 > アラモ(2004)
 > 六本木ソルジャーさんのレビュー
アラモ(2004) の 六本木ソルジャー さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アラモ(2004)
製作国
上映時間137分
劇場公開日 2004-09-25
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,ウエスタン,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》 オリジナルに比べるとやはり落ちる気がした、オリジナルに比べ彼らの死を見ても胸にあまり響いてくるものがなかったからだ。
デニスクエイドが演じているだけあって、ヒューストンの出番は大幅にアップ、後日談的なストーリーだったがヒューストンの無念、アラモへの想い、人間性等を描かれている。
そのためオリジナルでは紳士的な面もあったメキシコ人を完全に悪役に描いているのが特徴。特に指揮官は仲間の兵士の命でさえ何とも思ってないような悪党に描かれている。
ソーントンのクロケットも英雄としての皆から期待の大きさに苦悩する姿が描かれていて、人間像としては良かったのだが、戦争が終わったと思ってテキサスに来たというのはどうなんだろう。オリジナルでは意味のない戦いに行くために配下の士気を上げようと手紙の芝居までしてたのに。銃ではなく音楽で対抗するシーンと死に際はオリジナルよりは良かった。
トラヴィスはそこそこ良かったと感じた。指揮官としての責任感や勇気はオリジナル通り、ボウイの停戦交渉中にいきなりぶっ放すような無茶をやるのはトラヴィスらしいと感じた。
その分、序盤の離婚とかイマイチ意味が分からん。
全く存在感がなかったのがジムボウイ、実際には病気だったのかもしれんがもっと出番やれよ。トラヴィスとの和解も早すぎる、いがみ合いながらもお互い認め合う存在というのがやはり理想だろう。
病気は匂わせておいて、前半に活躍の場を与えておいて、後半病気で戦えない無念さを出すとか色々工夫できるのに。
ストーリーとしても、味方の援軍が来ないと完全に決めつけずに援軍は来るはずという期待感を砦に匂わせた方が良かったのではないか。
そうすれば援軍を出せないヒューストンのあせりや無念さがアラモの期待感とリンクしてもっと相乗的な効果が出せたと思う。
序盤の戦闘シーンやメキシコ人の少年もちょっと中途半端な印象。
宣伝には家族がどうのこうの言っているがそんなのほとんど描かれてないのが致命的で、どこに1億ドルかけているんだろうと感じもする。トラヴィス役の人は頑張っていたとは思うが、ヒットさせるためにはこの役はもっとビッグネームの人間が演じるべきだったのだろう。
テキサスのことアメリカ人は「未来」というか「自分を変えるチャンス」と捉えていたのが自由という概念よりも違う印象を受けたので少し新鮮だった。
六本木ソルジャーさん 6点(2004-09-26 02:12:52)
六本木ソルジャー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2011-05-14ブルーバレンタイン8レビュー6.87点
2011-05-09アンノウン(2011)6レビュー5.77点
2011-05-03塔の上のラプンツェル7レビュー7.50点
2011-05-03SOMEWHERE7レビュー6.70点
2011-05-03ブンミおじさんの森4レビュー5.06点
2011-04-23デュエリスト/決闘者8レビュー6.83点
2011-04-23戦場にかける橋6レビュー7.20点
2011-04-23勇気ある追跡6レビュー6.08点
2011-04-23エンジェル ウォーズ6レビュー5.78点
2011-04-23イリュージョニスト(2010)7レビュー6.92点
アラモ(2004)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS