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《ネタバレ》 殺しの世界に生きる者の虚無感や、愛憎入り混じる師弟関係を描いてなかなかムードあるアクションドラマだった前作からは一転し、本作はドンパチアクションとなっています。
もちろんドンパチは大歓迎なのですが、脚本が支離滅裂で完全なバカ映画になっている点はいただけませんでした。ターゲットに接近するため、あえてタイの刑務所に投獄されるビショップ。まともな取り調べも裁判もなしに即日収監されるわ、手回り品持ち込みOKだわ、東洋人の受刑者がほとんどいないわと、もうめちゃくちゃなのです。しかも、暗殺だと分からないよう事故に見せかけて殺せという指示だったのに、おもいっきり首絞めて殺してるし。検死ですぐにバレでしょうが。おまけに暗殺直後に派手に脱獄するから、ビショップが殺したのモロバレというね。こんなめちゃくちゃをやりながら「さすがビショップ、腕がいい」とか言われてるんだから、本作の登場人物は全員バカにしか見えません。 ターゲットであるトミー・リーと組んでクレインへの反撃を開始するという後半の展開もまったく意味をなしていません。トミー・リーの軍隊を使うわけではなく、結局はビショップ一人で戦ってますからね。そもそも、ビショップを放牧→拠点を襲撃されるということを何度も繰り返すクレインもバカにしか見えず、なぜビショップに見張りをつけておかないんだと終始不思議で仕方ありませんでした。あと、クルーザーにどんだけ部下乗せてんの。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-01-21 22:18:51)
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