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パシフィック・リム: アップライジング のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パシフィック・リム: アップライジング
製作国米,中
上映時間110分
劇場公開日 2018-04-13
ジャンルアクション,SF,シリーズもの,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 IMAX-3Dにて鑑賞。さして3D感はなく、2Dで見ても情報量はほぼ同じだったと思います。
あれから10年、平和な世の中でも人類は次の襲撃に備えておりましたという『インデペンデンス・デイ/リサージェンス』と似たようなお話なのですが、話の雑さ加減や、完全に間違えたサービスの方向性までが『リサージェンス』に似ており、あまり良い出来だとは思いませんでした。
終盤まで怪獣は出てこず、今回はほぼイェーガーの話なのですが、肝心のイェーガーの扱いがとにかくおかしくて、例えば2人のパーツ泥棒を逮捕する際にイェーガーが出撃したり(10年も野ざらし状態の残骸からパーツを盗むことが重罪ってのは、一体どういう理屈なんでしょうか)、熟練パイロットを使うタイプとドローンタイプのどちらを次世代主力にするのかの国際会議になぜかイェーガーが同行していたり、シベリアの探索でもイェーガーが使われていたりと、「なんでそこに巨大ロボが」という不自然な展開がとにかく多くて頭を抱えました。脚本家や監督の事情を言えば、戦闘をさせるためにはそこにイェーガーを配置しておく必要があっただけなのですが、物語上の必然としてそこにイェーガーを立たせていないのです。また、そんな些細なことでもイェーガーが出撃しているので、その存在感は相対的に下がってしまいます。
また、今回のイェーガーはやたら敏捷に動くのでトランスフォーマーみたいになっており、鈍重な動きで重機の延長として描かれていた前作とは演出のアプローチが正反対になっているのですが、これがまったくのいらんサービスでした。前作では鈍重な動きだからこそ巨大さや重厚感も表現できていたのに、本作のイェーガーは軽くてリアリティに欠けています。あと、イェーガーを輸送するのが実在しない形のVTOL機なのですが、そこは実在するヘリがイェーガーという空想の兵器を運ぶからこそかっこいいのに、なんで輸送機までを空想の兵器にしちゃうんだよとガッカリでした。
怪獣に侵食される量産型イェーガーがエヴァンゲリオン3号機っぽかったり、セイバーアテナが『鉄血のオルフェンズ』のグリム・ゲルデにそっくりだったり、クライマックスの東京決戦でお台場のユニコーンが出てきたりと、本作も一応は日本のアニメに目を通して作られたことが伺えるものの、デル・トロの愛情が骨の髄まで染みわたっていた前作と比較すると、本作は都合よくつまみ食いされたような印象も受けました。
「今度は怪獣の世界に攻め込むぜ!」と、これまた『リサージェンス』みたいな終わり方をするのですが、この出来では第3弾は厳しいんじゃないかと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 4点(2018-04-14 02:09:47)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 5.63点
作品の点数分布
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315.26%
4421.05%
5421.05%
6421.05%
7421.05%
8210.53%
900.00%
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作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 41.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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