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《ネタバレ》 一般論から言えば、問題のある作品と言わざるを得ません。一緒に死んでくれる相手をネットで探すとか、リアルなリストカットのシーンとか、映像化には賛否の分かれるところでしょう。
しかし、旅の途中で交わされる言葉から二人の距離感が微妙に変化していきます。昴は自らの死に対して当初無感情に見えましたが、香との会話を経て目的地に着き、震災で灯台が崩落していたことを知り、彼の生きることへの考えが少なからず動き始めているように見えました。 願わくば香も昴との交流を通じて変わって欲しかった。灯台が存在しないことを知って考え直して欲しかった。しかし、作り手の表現は残酷でした。あのあと昴はどうしたのでしょう?私は彼が香を追わなかったと信じたいところです。月並みな表現になってしまいますが、香の分まで生きることに執着して欲しいと。 観終わってみて、意に反してと言うか、誰に対してか解らないままに涙ぐんでしまった作品でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-06 15:58:48)★《新規》★
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