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レビュー情報
DVD収録の監督インタビューで、「クリスティー風の推理劇」という表現をされていた。しかし、推理劇と単なる暴露話の区別がついていないのではないか。良質の推理劇では、観客の気付かなかった出来事や矛盾点を後から指摘されて「あぁなるほど」と思いながらその伏線やトリックに感心をする。だけどこの物語では、「実は知っているのよ」と互いに次々に皆の秘密が暴かれていくだけ。推理でも何でもない。ただの家庭内紛争ですね。また、暴かれた女たちの真実も醜いが、それ以上に男の真実ももっと醜い。推理や謎解きのような場面はあるものの、結局何の役にも立たず、全く別の角度から「実はこれが結末だ!」と言われても、推理劇としてのカタルシス・清涼感が全く感じられない。見終わった後に残るのは、嫌悪感のみでした。女優さんたちの歌に2点。
【秋山】さん 2点(2004-12-26 23:57:11)
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