ロミオとジュリエット(1968) の レイン さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ロ行
 > ロミオとジュリエット(1968)
 > レインさんのレビュー
ロミオとジュリエット(1968) の レイン さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロミオとジュリエット(1968)
製作国,
上映時間138分
劇場公開日 1968-11-09
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
「ロミ&ジュリ」に特別の思いがないのは、きっと「ハムレット」と一緒に読んだせい。 シェイクスピア四大悲劇の中には入っておらず、なぜか笑劇(FARCE)の扱いなのは、どこか滑稽さをはらんでいるせいか。 宿命的なお話の組み立てはよくできているけれど、一目で恋に落ち苦しむ間もなく息絶える彼らの悲劇性は淡く感じるのです。 68年版は「ロミ&ジュリ」の中では一番人気、オリビア・ハッセーのジュリエットがはっとするほど愛らしく、ロミオ(レナード・ホワイティング)のロザラインへの片思いを目立たせないのは、より美しいジュリエットへの心変わりを軽薄と見せないためか。 ゼフィレッリの作品は物語発祥の地イタリアらしく、ひとときの情熱に支配される世界ですが、若い俳優の躍動感や音楽・衣装などの見映えは一番かもしれません。 物語に厚みを出すべくティボルトとマキューシオの決闘にも時間を割き、ティボルト(マイケル・ヨーク)の殺すつもりではなかった当惑の表情が、家同士の争いの虚しさを物語ります。 「ロミ&ジュリ」人気は今も衰えず、15才のヘイリー・スタインフェルドのジュリエットは、どのような感じでしょうか。
レインさん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-03 07:00:03)
レイン さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-12-31コン・ティキ8レビュー6.75点
ブライト・スター/いちばん美しい恋の詩(うた)8レビュー6.75点
カッレくんの冒険7レビュー7.00点
ガールズ6レビュー6.00点
長ぐつをはいたネコ(2011)7レビュー5.81点
2013-10-10汚れた血8レビュー7.22点
2013-10-09ボーイ・ミーツ・ガール6レビュー6.18点
2013-10-08イブラヒムおじさんとコーランの花たち8レビュー5.78点
2013-10-07ル・アーヴルの靴みがき7レビュー7.14点
2013-10-06サイン7レビュー4.15点
ロミオとジュリエット(1968)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS