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《ネタバレ》 ニューヨーク・シカゴ・サンフランシスコに離散した親子が音楽の力で一堂に会するという、ファンタジックで現実味の少ないストーリーよりも、音楽の神に愛でられた少年の天才ぶりを見せ(聴かせ)たかったよう。 可愛いフレディ・ハイモア君はたっぷり見られるけれど、出ずっぱりなので少し飽きてもくる。 父親ジョナサン・リース=マイヤーズのロッカー役は「ベルベット・ゴールドマイン」以来? 10年たってもあまり変わりませんね。 母親ケリー・ラッセルは少女の頃からの妖精的な美しさで、3人とも作品の雰囲気にあったキャスト、ちょっと浮世離れしていて。 ロビン・ウィリアムズは、この手の悪役が合ってるような気もしないではない。 感覚的な映画なのですが肝心の音楽は今ひとつだったかも、最後のコンサート・シーンもあまり盛り上がらず。 でも地上の音すべてを音楽と感じとれる能力をもつ少年の「神童の感覚」を作品に吹き込もうとする意欲は感じられるのです。
【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-08 07:00:01)(良:1票)
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