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レビュー情報
若きコリン・ファースがヴァルモンに、アネット・ベニングがメルトゥイユに扮するラクロの「危険な関係」。 フランス貴族の退廃した恋愛ゲームの顛末を「アマデウス」のミロシュ・フォアマンが軽妙に描く。 同時期に作られたマルコヴィッチ&クローズ版より毒気少なく、原作が書簡体であるためアレンジの振幅も出やすいと思われ、それぞれ持ち味をもつ。 メルトゥイユは悪女に徹し、彼女に操られるヴァルモンがトゥールベルを想いながらも純潔セシルをわがものとするシーンは独特で、かりそめの儚き恋模様は「源氏」にも似た無常感を漂わす。
【レイン】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2010-09-02 00:58:29)
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