| 作品情報
レビュー情報
30年代のケストナー作品を現代風にアレンジ。 「飛ぶ教室」(03)よりよかったんじゃないでしょうか。 アナルイーゼこと点子ちゃんは「お金持ちの一人娘」の不利な設定を軽くクリアする元気な女の子、寂しさも抱えているけど。 アントンは「エーミール」と同じく作者自身が投影されたお母さん孝行息子。 アントンが病気のママを気づかい、点子がそのアントンを気づかう。 ネオン輝く夜の駅で踊るのもだいじな親友のため。 アントンの家出の原因を「母の誕生日」から「盗み」へと変えたせいでママたちの接点ができ、両親の会話もあって話に深味がでたように。 「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」もだけれど、三方を他国に囲まれたドイツの人が「海に行く」のは容易ではないだけに特別なことなんですね。 モダン?な脚色が多い中で「ベルタの一撃」は残っててよかった、あれがないと。
【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-01 07:00:02)
レイン さんの 最近のクチコミ・感想
|