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《ネタバレ》 生誕100周年記念作品は、ディズニーアニメよりもジェームズ・バリの原作が好きな人向き。 明るさと暗さが共存した作りは悪くないと思います。 「フック」より視覚効果が進歩した分自由な広がりがでて、スターにたよっているわけでもなく。 ネバーランドへの旅もひと工夫あってファンタスティック。 原作からの大きな変更点はミリセント叔母さんが登場、「島流しの岩」のシーンは暗黒城にスケールアップ、妖精たちのダンスに誘われてピーターとウェンディが空中ダンス、ウェンディが海賊船に招待される、クライマックスではフックも空を飛ぶ、など。 逆に撮影されながらカットされたのは犬小屋のダーリング氏、大人になったウェンディとの再会、娘ジェーンをつれていくピーターで、テンポやまとまりを大事にしたのかと。 サンプターははまり役ですが、フランス女優が演じたティンクはチークが濃くて道化みたいに見えるのがちょっとマイナス。 ウェンディは美少女すぎず、セクシーなフック(ダーリング氏と2役)は複雑な面を併せもつ一番面白いキャラクター。(イートン校中退です) 原作ではかすかだったピーターとウェンディの「小さな恋」を強調した分ラストは潔くスッキリさせて、ジェームズ・ニュートン・ハワードの軽やかな”Flyng”が耳に残ります。
【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-10-04 01:15:11)
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