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《ネタバレ》 フランコ・ゼフィレッリの「ジェーン・エア」。 90年代に作られたブロンテ姉妹の映画のヒロインをそろってフランス女優が演じるとは(この時期魅力的な若手女優不足であったとはいえ)、イギリス国民は面白くなかったのではないか。 前半のローウッド学院での日々に時間を割き、かわりに後半のリヴァース兄妹との関わりは簡略化され形だけとなり、彼らとの血縁関係やセント・ジョンの求婚もなし。 中盤のソーンフィールド(ロケーションが素晴らしく、ロチェスターが後見するアデールが愛らしい)は比較的充実しているが、全体としてかなり食い足りないのは否めない。 ただ、最初に見た映像作品だけに、ジェーンのイメージはこの白面のシャルロット・ゲンズブールが自分の中に根強くあり、ロチェスター(ウィリアム・ハート)は今一歩か。 少女時代(アンナ・パキン)、バーサ(マリア・シュナイダー)、フェアファックス夫人(ジョーン・プロウライト)は充実のキャスト。
【レイン】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-25 19:56:39)
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