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《ネタバレ》 私は本来尊厳死に対し賛成の立場をとっているので、この映画を見ることできっと自分の意見がより強固なものになると思っていた。しかし、観終わった後ずっと『果たして尊厳死は本当に幸せに結びつくのか?』そう考えずにはいられなかった。もちろん主人公や友人の行動を非難するわけではないのだが、主人公を取り巻く環境があくまで淡々と描写されているせいか、彼以外の登場人物の心情を強く考えてしまうのだ。特に家族の中で唯一強く反対していた彼の兄の『死は一時的なものではない』という台詞が心に強く残った。人間はどんな状況にあろうとも一人で生きていくわけではない。生きる権利を放棄することは本人の自由かもしれないけど、その行為は愛する人に深い悲しみを与えてしまう・・この映画は人によってハッピーエンドだったりそうでなかったりすると思うけど、私はあえてこの映画を『悲しい映画』と定義したい。ぜひ多くの人に見てもらいたいと思う。
【ほしのゆめ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-30 19:41:23)(良:1票)
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