| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 思いっきりネタバレですが、語らせてください。そういう作品なんです(笑)
●「日本においてもヨーロッパにおいても初期の催眠術は魔術であった」ということが何度か言及されていることから、最終的に"伝道師"となった高部(役所)は、限りなく魔術に近い能力を手に入れちゃったんじゃないかな、と思います。最初はあくまで単なる「催眠術師」だったものがいつの間にか「魔術師」になっていく過程は、同時に「サイコスリラー映画」が「オカルトホラー映画」になっていく過程でもあります。タバコの煙程度で他人を"cure"できるようになった高部が、これからも淡々と人々をcureしていくであろうことが暗示されるラストは、この映画以外では見たことがないような余韻を残します。 ●病院の中で刃物を持てる人は限られているでしょうから、高部にcureされた主治医か看護婦が奥さんをやっちゃったんでしょうね。 ●文句なしの秀作です。 【たにゅ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2006-06-07 21:53:32)(良:2票)
たにゅ さんの 最近のクチコミ・感想
|