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《ネタバレ》 前作「28日後…」のファンで期待していた続編。
勿論、劇場で鑑賞しましたが、久かたぶりに鳥肌モノの恐怖を味わった気がします。 物語は、ある4人家族が辿る悲痛な運命を軸に描かれる。あまりに切なく、そして哀しかった・・・。愛する者を見捨てる覚悟、そして愛する者から襲われる絶望感、愛や情、そして人との繋がりといった人間が本来、大切にしなければならないモノ、それを重んじるあまりその全てが悲劇へと変わってゆく。こうあってほしいという希望を、一筋の光明でさえもかき消してしまう。あたかも観る側の神経を逆撫してくる。 臨場感も相まってか涙が止まらなかった。 物語はストイック且つ非常にシリアスです。その潔さは今のハリウッドでは製作できないでしょう。画の構成も撮り方もパワフルでこのジャンル特有の鋭さもある。過激な描写も多く、決して見やすいわけではないけど、凄惨な終末世界を巧く表現し、まさにどっぷり玄人好みの作品と言えます。 テーマはあくまで人間という点は、前作と同様。 あの「愛してる」と再会を果たしたシーンなど、深く考えさせられたし、夫は妻を見捨て、軍は民衆を見捨てたが、ジェレミー・レナ扮する一人の兵士は兄弟を助けるために 凄惨な死を遂げた。結末からは、姉と弟はどんな結果になっても協力しあって生きていくんだなという事も見えた。そういう意味での希望はあったかもしれない。 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-01-24 17:45:30)
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