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アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの作品としては、一般的に一番評価の高い気のする本作だが、確かに楽しめた。
この監督の後の作品には批判めいたものを聞いたりするが、私的には後年の作品の方が好きである。 音楽と映像の両面において、『バベル』や『21グラム』の方が優れているからだ。 だが、本作の脚本については、かなりの出来栄えで、様々な人間模様を描きつつも、登場人物たちを交錯させ、関連性を持たせて描いているのが面白い。 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは、脚本選びよりも映像と音楽選びに才能が光る監督なので、今後ますますパワーアップしていくに違いない。 少し寡作気味なのが気になるところだが、新作を早く観てみたいものだ。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-27 00:28:01)
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