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時代に追い抜かれた男たちの哀しさ、というようなセンチメンタルなものは微塵も感じさせない。むしろ時代に規定されない生き方そのものが浮かび上がるように思う。この映画は哄笑が全編に渡って響き、それが彼らの生き方を表している。良くも悪くも俗で、現世的で高利的な彼らの生き方は、究極的なまでに純粋であり、それが魅力になっている。同じ1969年に、モデルを同じくする「明日に向かって撃て」が公開されたのは驚くべき符牒である。最後の西部劇、と呼ばれるにふさわしい映画であった。
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-06-22 00:07:53)
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