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《ネタバレ》 【2019/7/25投稿】
ルトガー・ハウアーが逝ってしまった。 30年前に名画座で奇跡の様な邂逅をして以来、本作を何度観たことだろうか。 貴方は歳を召されても独特の渋さを武器に幅広く(大企業の役員、サッカーチームの監督等)映画に出演されていましたが、 私に取って貴方は常にロイ・バティーそのものでした。 貴方が亡くなられた事はとても悲しい事ですが、私は明るい気持ちで貴方を見送りたいと思います。 何故なら、貴方は1982年に既に永遠の命を得ているのですから。 心から哀悼の意を表します。 "I’ve seen things you people wouldn’t believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate. All those moments... will be lost in time, like tears in rain... ...Time, to die." 【以下2008年投稿】 新宿バルト9で鑑賞。 他レビュアーの皆さん同様、エンドクレジットが終了するまで席を立つ人がはほんの僅か。濃密な一体感を伴う時間を満喫。 小生、本作を劇場で鑑賞するのはこれで10回目。その殆どが飯田橋や新宿の名画座であり、手持ちのDVD(ディレクターズカット版)も映像はそれほど鮮明とは思えず、実は今回一番期待していたのはデジタル上映のクオリティとはどんななものか?と言う点。 結果としては期待を遥かに上回り地球を数週してしまうかと思える位の衝撃。 2019年のロスを俯瞰で見る導入部から、映像・音声の綺麗さに感動。始まって数分で感涙するなんて生まれて初めての事です。それにしても、他の皆様と同様感じたのは、一つ一つのシーンに盛り込まれている情報の多い事!! 本作の普遍のテーマ「命とは?」という題材に思いを馳せたのは勿論、ルトガー・ハウアーという俳優は芸達者だなあと関心させられた次第。 バルト9での上映は終了してしまった様ですが、出来ればもう一度デジタル上映で、残念ながら未見の皆さんに本作を最高のクオリティで観る感動を味わって欲しい。作品の内容・製作者達の思い入れに、やっと時代が追いついたのかも・・・ なんて思います。 学生の頃、姉に強く奨められたのが本作を知るきっかけですが、これは本当に名作です。 (ちなみに私はデッカード=レプリカント説には個人的に反対。余計な話に思えます。ですから、5枚組DVDの中で監督自ら説を肯定する様なコメントをしていたのは驚きでした) 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-15 13:32:31)(良:1票)
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