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《ネタバレ》 難解な作品だが、複数回観る事で理解度が増し、理解度が増すにつれてケイト・ブランシェットの正に鬼気迫る演技の物凄さが判る。
特に主人公の精神が崩壊し始める中盤以降のそれは演技と言うよりも「憑依」に近く、畏怖の念さえも感じるものだった。 その反面、終始気になったのは主人公TARの字幕翻訳。 性的嗜好からその様になっていたのかも知れないが、男性口調なのはLGBTQに必要以上に阿っている様で逆効果に感じた。 また、主人公再生の舞台となるのが最近増えた「シネマコンサート」形式のコンサートで有る事も妙に引っ掛かった。 クラシック音楽業界で生計を立てている人たちに取って、シネマコンサートの類は所謂「都落ち」的な扱いなのだろうか。 個人的には大好きな部類でこれまでに何回も感動を頂いているジャンルなので、個人的には「それは無いよなぁ・・・」と言うのが率直な感想で、満点にしないのはそれが理由。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-11 11:24:04)
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