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《ネタバレ》 見た目のコンプレックスにスポットを当てたソコソコ笑えるコメディ。印象的な色遣いもソコソコの好印象。中盤からの不細工の苦難が描かれるシーンはなかなかヘビーで、身につまされて泣きそうでした。こうなると、もうオチ次第で傑作になりえると期待したのですが後半からの展開がいただけない。
都合の良い事故シーンと、アメリカ的演説シーン、絶対脱げないスーツという一番大事な設定をいとも簡単に棄却するという暴挙。そして、一番やってほしくなかった予想範囲内のラストにがっかり。 北川景子が出番が少ないのはともかく、自分がきれいだから中身を見てもらえないというただの傲慢女で終わってるためラストにもイマイチ喜べない。琢郎には「俺は本江さんの見た目もひっくるめて好きだったのに!」と言ってほしかった。中身至上主義になってしまうと「なんだ結局はキレイごとかよ」と、ひねくれものの僕は思ってしまうのでした。 見た目と中身を合わせて一人の人間だと思うんですよね。あのラストに琢郎が喜んでしまうと、この映画のメッセージもぶれちゃうでしょ。塚地、大島、谷原の三人は面白かったです。洋服の青山さん、試作品でもいいからハンサムスーツ売ってくれ。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-01 00:17:47)(良:1票)
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