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《ネタバレ》 前作「ヘドラ」で良い方向へ進むかと思った昭和ゴジラシリーズも、あれが最後の足掻きだったのか、低空飛行へ逆戻り。怪獣の操演にしろ、ストーリーにしろ、またレベルが落ちた。これには「手抜き」という言葉を使わせてもらう。キングギドラとガイガンの飛行シーンにミニチュアを使ったり、キングキドラの登場シーンの約半分が三大怪獣・怪獣大戦争・怪獣総進撃からの流用だったり…。こんなものでお金を取って良いのかと思う。しかも、新作カットより明らかに昔のカットの方が出来が良い。ストーリーもせいぜい10人程度の登場人物が繰り広げる局地的な地球侵略話で突っ込みどころだらけだが、怪獣さえ出しておけば、中身に関係なく子供は見に来るだろうという読みなのだろう。もうひとつ。自分は小学生の時に劇場で観ていて、ガイガンのお腹のドリル攻撃でゴジラやアンギラスから鮮血が飛び散るシーンに心を痛めた記憶が鮮烈にある。いい歳になってから見てもドキッとした。あれは子供が観る映画ではやっちゃイカンことである。
【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 2点(2008-11-19 01:19:19)
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