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《ネタバレ》 このサイトはキアヌのファンが多いみたいですが、トドみたいになっていてもやっぱジャック・ニコルソンの勝ちですよ(笑)。それにしても、ダイアン・キートンがあの年でオールヌードとは、良い意味でびっくりしました。この映画のキートンの演技、とても自然で久しぶりに彼女の演技力を見せつけられました。そこには共演女優の魅力を引き出すニコルソンの類まれなる力が影響してるのではないでしょうか。ニコルソンは現役最多の三回オスカー演技賞受賞を誇りますが、三回とも共演女優もオスカー獲ってるんですよ。その他の作品でも、ニコルソンと共演してオスカー受賞やノミネートされた女優はざっと数えても7人はいます。本作では彼は余裕の演技で達者なところを見せてますが、最近出演作がないみたいでちょっと残念です。ナンシー・マイヤーズはけっこうシネフィルみたいで、本作ではタランティーノばりに過去の名画からの引用が見れますね。別荘の近くの海岸の風景は『追憶』そのまんまですし、あのキートンが着てるタートルネックは『追憶』のレッドフォードへのオマージュです。そしてニコルソンのお尻丸出しシーンは、『カッコーの巣の上で』のセルフパロディでしょう。その他にも『恋の手ほどき』や『舞踏会の手帖』も上手に砕いて見せてくれます。ただラスト20分はちょっとくど過ぎてマイナスかなと思いました。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-11-23 00:15:04)
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