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《ネタバレ》 ソダーバーグ版「娼婦はつらいよ」です。
十八番の時系列いじりやシャープでいかにもなアート映像はこの監督ならでは。私はソダーバーグ作品については好きなものが多いのですが、これは退屈してしまいました。思うに主人公の渇きや孤独に共感しづらい、というのが一因じゃないかな。 一時間で2000ドルも稼ぎのあるトップ・エスコート嬢だもん、だって。地道に働く彼氏もいて、仕事を黙認してもらっているというのも驚異的に幸運な環境だ。ところが彼女が盲目的に信じているのは「人間学」なんだとか。なんてことはない、つまりは占星術じゃねえか。占い上相性の良い一見客のために現実の彼氏を振るシマツ。女の私でも何やってんだあんたはと思う。 雰囲気の似ている「セックスと嘘とビデオテープ」の市井の人間たちとは環境が違いすぎる。アンやシンシアの気持ちは分かってもチェルシーの感覚はぶっとびすぎて掴めないわあ。 本職の売れっ子ポルノ女優さんだそうですが、彼女のルックスがさほど魅力的に思えないのもノレなかった理由のひとつ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-11-10 16:37:35)
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