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《ネタバレ》 突然、何の予告もなく、世界中から数百万の人々が消える。目の前にいた人が、たった今会話を交わしていた友達が、手に抱いていた我が子が。ただ着ていた服だけを遺して――。そんな衝撃的な現象により世界中が大パニックに陥る中、高度1万フィートを飛行中の旅客機内部も例外ではなかった。正義感の強いジャーナリスト、横柄な夫から子供と共に逃げてきた女性、宇宙人の存在を信じて疑わない若者、異郷の神を信じるターバンを巻いた男、そして宗教にかぶれた妻から逃れCAと浮気に走るレイ・スティール機長…。機内が一触即発の危機に陥る中、機長は努めて冷静に問題解決への道を探ろうとする。一方、彼の娘であるクローイは大混乱に陥る地上で居なくなってしまった弟を求めて彷徨っていた。様々な人々の話を聞くうちに、次第にこの現象は〝あの方〟が深く関わっていることを知った父と娘は…。いまやすっかりB級映画の顔となってしまったニコラス・ケイジが主演を務めた、一風変わった設定のスピリチュアル・フライト・パニックものとも呼ぶべき作品。予告編を見て、その大上段に構えた規模の大きい設定にちょっぴり興味を惹かれてこの度鑑賞してみました。感想は、「は、ははは…。なんだこれ(笑)」。最初こそ、アホほど大風呂敷を拡げたこけおどし系の愛すべきB級フライトパニックものだと思っていたのですが、途中からやたらと神や聖書の話が出てきて、「こ、これはもしかして、そっち系なのか…」と懸念を抱いていたら、案の定、思いっきりそっち系へと突っ走って行っちゃいましたね、これ。原作はベストセラーらしいですけどこれって何処かの宗教団体のプロパガンダか何かなんですかねー。だって、人々を連れ去ったと思しき神様や救世主こそ出てこなかったからまだ良かったものの、一歩間違うとこれって色んな人々を霊界から降霊出来る何とかの科学の何とか代表が作った某映画とほとんど変わらないじゃないですか。例えるなら、ヨガ教室だと思って通っていたらいつの間にか教祖様のお話を聴かされてた感じ?とにかく、胡散臭さぷんぷん映画でした。さすがにこれ系の映画に出るようになったらニコラスももう終わりだよね~。まあトンデモ映画であることは間違いないので、ネタとして観るのも悪くないかもです。時間に余裕がない人、有意義な映画ライフを送りたい人、色々あって最近精神的に余裕がなくちょっとした言葉にコロッといっちゃいそうな人、は観ない方が得策です(笑)。
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 3点(2016-10-15 22:23:53)
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