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《ネタバレ》 それは平凡なある日の午後の出来事だった――。その瞬間に携帯電話を使っていた全ての人々が突然狂い始め、白い泡を吹きながら周りの人間たちを襲い始めたのだ。友達との会話にいそしんでいたティーンエイジャー、トイレに腰掛けながら仕事の話をしていた中年サラリーマン、ネットのゲームに夢中になる子供たち…。手にしていた携帯電話をナイフや銃に持ち替え、手近の人間を次々と血祭りにしながら暴走を続けるそれまで普通だった人々。彼らによって空港や地下鉄構内が瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図と化す中、偶然にも生き残ることが出来たコミック作家クレイと地下鉄運転手トムは、この絶望的な状況を何としても乗り越えようとするのだったが…。現代人なら誰もが持つ携帯電話が突如としてもたらした、そんな世界の崩壊をノンストップで描いた定番のパニック・スリラー。原作はモダン・ホラーの帝王スティーブン・キング。いかにも彼らしいそんなB級感満載の本作、何気にジョン・キューザックとサミュエル・L・ジャクソンも主演していたので、気軽な気分で今回観始めました。タイトルにもなっている携帯電話というアイテムは単なる添え物程度で中身は超ベタベタなゾンビものでしたけど(笑)、ツボを押さえた演出のおかげでそこそこ楽しめました。廃墟と化した街の中をゾンビたちが全力疾走してくるとこなんて既視感満載とは言えやっぱり怖い。それに中盤のゾンビ大量虐殺はお約束の展開で大変グッド。まあ後半のグダグダな展開もある意味お約束なのかな?てか、あのラスボスっぽい赤いフードのゾンビは結局なんやってん(怒)。ジョン・キューザックのアホ面で終わるラストなんて、やっつけ感半端なさすぎ!!とまあ、なんだかんだ突っ込みを入れながら、だらだら観る分にはぼちぼち楽しめるという定番のB級ゾンビ・ムービーでございました。
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-03-25 23:08:58)
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