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《ネタバレ》 世界的な超一流企業の本社ビルである日、謎のウィルスが大発生!感染した社員たちは突如として狂暴化し、荒れ狂う暴徒と化すのだった!そんなパニックへと陥った社員たちに、今度は社内モニターを通じて役員から驚愕の事実が告げられる。「感染拡大阻止のために、このビルは今から8時間、完全封鎖されます」。外部との接触を遮断されたビル内では、ハサミやカッターナイフ、ボールペンを手にした社員たちによって、そこら中で血みどろの惨劇が繰り広げられるのだった――。上司のミスをなすり付けられ、役員からリストラを宣告されたばかりのエリート・サラリーマン、デレクはこの機に乗じて上層部に直談判することを決意。だが社長室がある最上階へと向かうためには、課長や部長だけが持つカード・キーを手に入れなければならない。途中、同じく会社に恨みのあるブロンド美女と仲間になったデレクは、ともに協力し合いながら阿鼻叫喚の地獄絵図と化したオフィスをゆく。果たして彼らは無事にこの危機を乗り切え、サラリーマン生活を続けることは出来るのか?と言うアイデア一発勝負のいかにもB級なそんな本作、この翌年に公開された同じような設定のB級作『ゼット・ブル』が意外にも面白かったので元ネタであるこちらも今回鑑賞してみました。なんですけど、うーん、僕としては二番煎じの『ゼット・ブル』の方が遥かに面白かったかな~。あくまでコミカルで馬鹿々々しかったあちらとは違い、こちらは妙にシリアスな展開をブッこんでくるところがいまいちノレまれませんでした。サブプライム・ローンやリーマン・ショックという、かつて社会を大混乱に陥れた資本主義の暴走と崩壊の暗喩としてこのウィルスを設定しているんだろうけど、この手の映画にそんなんいりませんって!もっと会社あるあるで楽しみたかったのに、いちいちそれが鼻について仕方ありませんでしたわ。社長が死んだ平社員の死体におしっこかけるシーンなんて、きっと経営者に対する皮肉が込められているんだろうけど、さすがにやり過ぎでみていて不愉快!あくまで今の地位にしがみつこうともがく主人公にもいまいち共感できず…。期待してたものと違い過ぎて、僕はいまいち楽しめませんでした。すんません、4点で。
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2020-03-20 23:41:22)
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