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《ネタバレ》 難病に侵された妹とともに祖母の家に預けられた少女が体験する恐怖の日々を濃厚に描いたオカルトスリラー。監督は、『パラドクス』『パラレル/多次元宇宙』を撮ったイサーク・エスバン。ぶっちゃけて言うと、さっぱり面白くありませんでした、これ。とにかく脚本がゴミ。大まかなストーリーは何となく理解できるものの、細部の詰めが荒く、最後まで観てもいまいちよー分かりませんでした。このお祖母ちゃんが魔女で孫の血を吸って若返っていたらしいのだけど、お母さんがそんな祖母に娘たちを預けてどっか行っちゃう理由が恐ろしく弱い。娘の難病を治すために夫婦そろって危険な旅に出るってなんじゃそりゃ。しかもその様子をいっさい描かないという、もうこの祖母に娘を預けるというストーリーにしたいがためにテキトーに考えたアイデアなんが丸わかりでもはや怒りすらわいてきそうでした。また、劇中に差し挟まれる昔話の「魔女と三つ子」の物語も詰め込み過ぎでよく分からんし。んで、なんなんですか、あの唐突に出てくるサバトみたいな謎の集会は。伏線も状況説明も全ておざなり、基本である起承転結すら組み立てられていない。ホント、酒でも飲みながらテキトーに書いた脚本なんじゃないの、これ。映像もばっちいし、音楽の使い方もまるでなっちゃいないし、最近観た中では恐ろしくレベルの低い作品でありました。監督、デビュー当時は良かったんですけど、最近はどんどん右肩下がりになっちゃってますね。次こそ再起を願いたいものです。頑張って!
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 3点(2024-09-11 12:12:15)
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