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《ネタバレ》 「韓国映画は侮れない」というフレーズをよく聞く。侮る人が多いのだろう、残念。洋画も邦画も見るが、韓国の映画作りはエンタメとしての完成度が高い。今作もストーリーとして目新しくないが、俳優、脚本、映像、演出、2時間飽きることなく楽しめる。暗殺におびえる王が、自分に瓜二つの影武者を探す。王と偽王の二役演じるのがイビョンホン。いい役者。特に王と偽王の初対面、王が簡単なせりふでオーデイションをするシーンが、思わず膝を打つ面白さだ。オープニングの王の身支度シーンも、映画の始まりワクワク感を盛り上げる。そして悪評の常となるいわゆる「説明」のセリフが無い。冷酷な王で始まるが、偽王のシーンからコメディ色となる。その笑わせ方がなかなか上手いのだ。そして後半ホロリとさせて余韻も残る。二度観も出来る秀作だ。盛り沢山過ぎる米画、説明する邦画、に何かを見いだせない自分にとって、エンタメの極意を分かっている韓画が面白い。
また観たらいっそう面白かったのでプラス1点。無駄なシーンが無い! 【LOIS】さん [インターネット(字幕)] 9点(2016-05-05 18:41:18)(良:1票)
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