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《ネタバレ》 B-A-B-Y ベイビー。お前は最高さ。
ノリノリな音楽と爽快なカーチェイス。アクションが音楽と呼応し銃声だって音楽に合わせリズムを刻む。 ありそうでなかった、ここまで尽力を注ぎ込んだ映画は見たことがない。 そして本作はただのワンアイディアでは終わらない。 構成された人間関係と伏線、そしてそれを精密機械の如く全てを上手く拾い上げ回収していく展開は本作を更に気持ちよく仕上げていく。ベイビー同様何一つ無駄の無い仕事だ。 キャラクターもたまらない、ベイビーはもちろん、恋人に犯罪グループの一人一人、そして脇役のオバちゃんまでキャラが立ちまくりそれが上手く作用している。それにしてもジェイミー・フォックス演じるバッツの何をするかわからない恐怖は本当にヤバい。あのダイナーのシーンでの緊張感は息も詰まります、あんな奴とは絶対にお関わりになりたくないですね。 そして天才走り屋は音楽と運命共同体。 彼がノリに乗っているときは常に音楽は流れ続ける、しかし物語の後半音楽が止んだ時、止められた時それが彼のピンチだとこちらも確信する。 終盤の逃亡劇はまさにギリギリの連続に肝が冷えます。 結末まで、強迫的で丁寧な風呂敷のたたみ方にエドガー・ライトの妥協を許さない精神を垣間見ました。素晴らしい作品です。 にしてもあの形のiPodはやっぱりいいですねえ。再販してもらいたいなぁ…。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-09-08 21:44:47)(良:1票)
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