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《ネタバレ》 真実はどれだ、どれが現実だ。
ストーカーは本当に怖い。ゾンビよりモンスターより呪いよりも何よりも怖い。その恐怖をここまでネットリと見せつけられる。それだけでも十分ホラーとして出来ているのに更にそこから、ストーカー被害によって主人公がどんどんおかしくなっていき現実と芝居と幻覚の境が有耶無耶になっていくのだ。これがまた恐ろしい。 見ている側も「それが真実か!?いやコレは現実か?!これで終わりか?!なにがなんなんだ!」と、恐ろしいまでの巧みな場面の切り替えによりその境界線はどんどんぼやけてくる。一応の結末はあるがそれだって怪しい。こちらを混乱させつつも正しい答えを提示してまた否定していく流れは本当に凄まじい。こんな映画見た事が無い。 それでいてストーリーは最初のストーカーを怪しく見せつつも最後にどんでん返し、これもまたなかなか唸らせるラスト。一体全体どこまでが主人公の視点だったのか。 おかげさまで最後までドキドキしながら見ていく事が出来ました、それにしても最後の最後が本当に彼女かなんてわからないし。結局どこか後味の悪い作品でした。 やっぱり人間が一番怖いよ!!! 【えすえふ】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-02-15 21:56:00)
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