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レビュー情報
《ネタバレ》 非常に評判の高い作品である。
悪くはない。うーん良くもない。 新海誠ワールドを、これで確定させるのかな。遠距離思慕。 遠距離恋愛ではない。遠距離恋愛は恋しあう二人が距離的に離れていること。 遠距離思慕は、気づくか気づかないかの違いはあるが恋心またはその前段階の思慕をいだく二人(長いので以下「恋思慕う二人」とする)が距離的に離れていく→作品H、作品B 恋思慕う二人に心の年齢的距離がある→作品KO 恋思慕う二人のうち一人の心が、異次元という言葉も心も届かない遠距離まで行ってしまい長い間帰らない→作品KU 恋思慕うようになる二人が距離的に離れている、だけでなく、時間的に離れているつまり時空間の遠距離→『君の名は。』 鉄道、ロケットなどの可動機械の精密な描写、日常の何気ない一コマの切り取り、巧みな自然描写などの中に描かれる遠距離思慕。美しいよ、もの悲しいよ、でも。作品H、作品KUのように、心に手を突っ込んでかきむしるような寂しさが、作品ごとにどんどん薄れていく。 ラストシーンが使い古されたものになるのはしょうがないが、TVアニメ、エンジェルビートのβ板のように思えた。TVアニメ、シュタインズゲート的終わり方もあったんじゃないかな。いったんすれ違うことで、その雰囲気を一瞬出していたけど。 もうひとつ注文。ミュージックのプロモーションビデオのロングバージョンにはならないで欲しい。 新海ワールドに もう一段のジャンプアップをのぞみたい。その意味で辛口に6点。 【ぐっちー】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-10-31 10:03:43)
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