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《ネタバレ》 リブート版から遡って見て分かるオリジナルの偉大さ。
それは熱量だけでなく、新幹線、管制室以外の場面の引き出しの多さ、犯人側vs体制側の駆け引きにあると言っても良い。 当時のギラギラした空気と時代背景が常に張り詰めた空気を作り、後半の人間ドラマをさらに濃くしている。 国鉄に協力を断られたとは言え、新幹線パートが少ないからこそ様々な創意工夫を凝らすことができた。 リブート版に足りないのはこれらではないのか。 今見れば本作もディテールの雑さは否めないし、喫茶店の全焼という偶然は要らなかった。 流石に犯人側の勝利など当時でもアウトだったと思うが、高倉健の魅力にむしろ応援してしまう。 生死をはっきりさせない、高飛びを匂わせるラストでも良かった気もする。 【Cinecdocke】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-04-24 23:16:30)(良:1票) 《新規》
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